劇団そとばこまち

1976年に京都大学の学内サークルとして「劇団卒塔婆小町」が発足、二代目座長辰巳琢朗のもと劇団名を「劇団そとば こまち」に改名。三代目座長上海太郎のもと、川下大洋らと共に、定評ある群集劇により関西小劇場では異例の4000人 を超す動員を記録。四代目座長生瀬勝久のもと京都を離れ拠点を大阪へ移動、東京進出やマスコミへの露出など活動の 幅を広げ全国区の劇団となる。 以降大阪・十三に根ざし、地元の企業やNPO団体などと協働し、地域を盛り上げつつ精力的に劇団活動をしている。

2011年12月より七代目座長に坂田大地が就任して以降は、来場者・演劇関係者からも好評の『エンターテインメント時 代劇』シリーズと、確かな演技力に裏打ちされた会話劇を中心とした『ハートフルコメディ』シリーズを武器に根強いファ ンを獲得している。 近鉄アート館にて行う公演では2000人以上をコンスタンスに動員、2018年および2019年に行った東京公演でも両公 演ともに1000人以上の動員を記録し、名実ともに人気劇団といえる。 また2019年には新たな試みとして、舞台作品の映画化に挑戦。映画『のうみん~三人の天草四郎~』を製作し2020年 春に劇場にて公開、満員御礼の客入りとなった。 その他、吉本興業とのコラボ公演や大阪府のナイトカルチャー創出・発掘事業の一環として『ノンバーバルエンターテイン メント時代劇』を上演。また総合学園ヒューマンアカデミーの卒業公演をプロデュースするなど他団体との関わりも密に、 多様な活動を行なっている。